多肉植物は、取れてしまった葉っぱから芽や根が出ることがあります。
多肉植物の増やし方で、よく話題に上がる「葉挿し」という方法ですね。
冬の間に全体の形が崩れてしまった多肉植物も葉挿しで仕立て直すことができます。
ところで、葉っぱから芽や根が出るといわれても、どれくらいの期間で変化がでてくるのでしょうか?
心配になって、発根促進剤を使おうと考えている方は、ちょっと、待ってください!
まずは、この記事を読んでみて!それからでも遅くはありませんよ。
多肉植物の葉から芽が出るまでの期間はどれくらい?
多肉植物を育てている方がよく口にする「放っておいたら、勝手に増えた。」という話があります。
はじめて聞いた方は「本当に?」と疑ってしまいたくもなりますよね。
だけど、これは本当のことです。笑
多肉植物は、とれた葉から芽や根がでる品種が結構たくさんあるのですね。
繁殖させるための方法としても「葉挿し」という手段がきちんと確立しているくらいなんです。
葉挿しといっても、葉っぱを土にザクっと挿すわけではありません。
とれてしまった多肉植物の葉っぱは、土の上に転がしておくだけでよいのですね。
とっても簡単です。笑
※だけど、葉挿しが難しい品種もありますから、やみくもに葉っぱをむしってはいけませぬぞ!
ところで、多肉植物の葉挿しは、どれくらいの期間で芽や根が出るのでしょうか?
これが、はじめてチャレンジする方には、気になって仕方がないことだと思います。
目安がわからないと、不安になりますよね。汗
あくまでも、わたしの経験・体験をもとにお話しますね。
多肉植物の葉っぱから、芽や根がでるまでの期間は、種類と季節によって違っていると思います。
例えば、セダムの仲間は、わりと早く発芽や発根の傾向がみられます。
春や秋などの、多肉植物にとって過ごしやすい時期であれば、10~20日くらいで変化が出てきますよ。
だけど、同じ多肉植物からとった葉っぱであっても、葉っぱの大きさなどによって速度は違ってくることもあるのですね。
だから、絶対ということではありません。
茎を切った「挿し木」という方法でも、発根までにかかる期間は、品種によって違っています。
例えば、昨年の9月頃だったと思います。多肉植物の寄せ植え教室に参加したときに持って帰ってきた多肉ちゃん。
茎の部分でカットした「カット苗」とよばれるものです。
放っておけば根が出るといわれていたのですが、ま~ったく根がでませんでした。汗
そこで、切り口をずらして、もう一度カットしてみたら、少しずつですけど、根っこが出てるようになりました!
発根が確認できたのは、今年に入ってからですから、2か月以上かかっているのですね。
こういう話は、結構あることで、季節や品種によっては、何でもすぐに発根するわけではありません。
こればっかりは、やってみないとわからないことも多いのです。
だけど、目安としては、10~20日くらい。これが平均的かなぁと感じています。
発根促進剤を使った方が早く根が出るって本当?
ちょっと大きめな園芸店だと、発根促進剤とよばれるものが販売されています。
名前を聞いただけでも、効果が想像できてしまいますし、期待も大きいですよね。
多肉ちゃんから、なかなか根が出なかったりすると、不安になって手を出してしまう方も多いようです。
だけど、チョット待ったコール発動です!!
発根促進剤は、多肉植物には使わないほうがよいです。
これは、あくまでもわたしの意見です。もちろん、賛否両論あってよいと思います。
多肉植物に発根促進剤を使っても、それほど状況の改善を感じられなかったのですね。
それどころが、薬品負けしてしまって、ダメになったものもあります。根腐れのように傷んでしまったのです。
発根促進剤は、茎を切った切り口につけたりするのですが、葉挿しには塗布するような切り口がないのですね。笑
それに、茎を切って、挿し木をするにしても、発根促進剤は不要です。
焦って、いろいろと手を出さなくても大丈夫!
自然の力と、多肉ちゃんの生命力を信じてあげることも大切ですよ。
わたしは、それが、自然な流れだと思うのですね。
多肉植物の葉挿しで芽や根が出やすくなる方法
実は、わたしは思い込みで損をしていたことがあるのです。
「多肉植物の葉挿しは、土の上に転がしておくだけ。水やりはしなくて大丈夫です。」
多肉植物の葉挿しは、こんな風に説明されていることが多いと思います。
だけど「多少の湿り気を与えた方が、発根しやすくなる品種もある」という事実もあるのですね。
これは、先ほど紹介した「カット苗」の発根で確認済みです。
そして、いま葉挿しにしているものについても、実践していて、順調に芽が出てきています。
どうしても、芽や根が出なくて心配だというなら、霧吹きで本当にかる~く湿り気を与えてみてください。
毎日やる必要はありません。はじめは、3~7日に1回くらいで十分です。
葉っぱがカビたり、腐ったりするほど、ビシャビシャにあげる必要はありません。さら~っと霧吹くことがポイントです。
これで様子見をしてみてくださいね。うまくいけば、ちょっと変化がでるんじゃないかと思います。
ということで、今回は、多肉植物の葉挿しについて、芽や根が出るまでのお話をしました。
今日は、とっても暖かくて、春のような陽気でした。
多肉ちゃんたちの日光浴と水やりにはベストな一日で、仕事に出かける前にわたわたしていました。笑
冬の時期の晴れた日、暖かい日は、水やりのチャンスですから逃がせませんよね♪
今回の記事が、みなさんの参考になればうれしいです。
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