多肉植物の中には、ランナーが伸びて、その先に子株ができるものがあります。
例えば、トップ画像のセンペルビウムなどはわかりやすいのですが、中心の親株からぴょ~んと触覚みたいに茎が伸びてきていますよね。これがランナーです。
このランナーの先っちょ、茎が親株とつながっているうちは、このまま大きくなるのですが、カットしてあげることで子株を根付かせることができます。
「ランナーが伸びてくるから、それが子株になる。そこから増える」という話はきくのですが、どうしたらよいのかは、もや~っとしていることが多いのではないでしょうか。
今回は、わたしの多肉植物をつかって、ランナーを切る位置と、子株の発根する場所についてお話しようと思います。
ランナーが伸びる多肉植物のランナーはどこで切る?
ランナーが伸びる多肉植物って、育てているだけでも、見るからに子株要素が満載!
たま~に見てあげるだけでも、子株が増えそうな予感がしますし、思わず数をかぞえたくなるような楽しみがありますよね。
多肉植物のランナーは、放っておくと勝手に根付いて増えるのも確かなのですが、場合によっては、カットしてあげた方がよいこともあります。
例えば、わたしのセンペルビウムをもう一度見てくださいまし。
ね!ランナーが伸びて、子株が出てきているでしょ♪
だけど、このままだったら、鉢からぶら下がるような感じになっていますから、いつまでたっても根付くはずはありませんよね。
こんなときは、ランナーをカットしてあげた方がよいと思います。実は、もうすでにぶら下がったまま枯れた子もいます。汗
さてさて。
このランナーなのですが、カットする前にチェックしておきたいのが、先っちょの子株の大きさ。
あんまりにも小さすぎると、発根するまでの間に枯れてしまうこともあります。汗
なので、ある程度の大きさまで育ててから、カットしてあげるようにするとうまく定着してくれますよ。
わたしの目安は、親指の先っちょくらい。このくらいまで大きくなってくれれば大丈夫です。安心感が違いますw
ランナーを切る位置や場所はどこ?
それでは、ランナーを切る位置についてお話しますね。
ランナーを切る位置は、先っちょの子株から数ミリの位置を切ります。極端に言うと、先っちょの子株だけがあればよいと思います。
わたしも初めてチャレンジするときに、すごく迷ったのですね。
だけど、子株から発根する位置を見てもらえば、切る位置もわかりすくなると思います。
これは、わたしの子持ち蓮華の子株ちゃん。ランナーを切った先っちょを発根させたものです。
子株の根っこは、親株とつながっていた茎の部分からではなく、先っちょの株元からでていますね。
ということは、カットするときに、茎の部分を長く残す必要はないと思うのです。
あ。カットした子株から出たランナーの先も発根してるー!!
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、ちゃんと根っこが出てきています。
発根させるときは、土の上にカットした子株を置いておくだけ。
わたしは、カットした3日後くらいから、土がかわいているなぁと思ったとき(適当に気が向いたとき)に、霧吹きでさ~っと霧を吹くようにしています。
これで、2週間くらい待ってあげると根っこが出てきてくれますよ。
こうなってくれれば、あとは、このまま大きくなるまで育ててあげればOKです。
ランナーの先っちょだけで、ちゃんと発根してくれるのかなぁ?とか、こんなに小さくて大丈夫かなぁ?とか、とても心配になると思います。
だけど、多肉植物って、落ちた葉っぱから芽が出たり、発根したりするものもあるくらいです。
そう考えると、葉っぱ1枚というわけでもないですから、とても心強いと思いませんか?笑
まぁ、このくらいのん気に構えているくらいが丁度よいのはないかと思います。w
ということで、今回は、多肉植物のランナーを切る位置と、子株の発根する場所についてお話しました。
わたしは、種まき用の土の上にカットした子株を置いています。
子持ち蓮華の子株は、子株からもランナーをだしてきますから、これからどんどん増えてくれそうな気がして、とても楽しみです♪
ランナーがぴょんぴょん出てくる多肉植物は、暖かい季節になるほど活気が出てきます。
園芸店やホームセンターなどでも、わかりやすく店頭に並ぶと思いますから、一度、ご覧になってみてくださいね!
もし、気に入った多肉ちゃんと出会うことが出来たら、それはご縁ですw 是非、多肉ライフをスタートさせてみて下さいね♪
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