つい先日の7月末、観葉植物トラデスカンチアのお手入れをしました。
伸びてきたツルをカットして、切った先を水に挿しておいたのですね。
そうしたら、立派な根っこが出てきました!
ところが、すべての茎から根っこが出ているわけではなく、ある条件を満たしていものだけが発根していたのです。
今回は、トラデスカンチアの発根率を高める水挿しの方法をお話します。
観葉植物をカットするときの切り口を考えてみたい。
観葉植物に限らず多肉植物でもそうなのですが、剪定の作業って結構、勇気が必要ですよね。
だからこそ、インターネットなどで調べてみると、切る位置や必要な長さ、ハサミの消毒など、いろんな情報が見つかります。
もちろん、こういったことはとても大切なのですが、わたしはずっと気になっていたことがあったのですね。
それは、ズバリ「切り口」!断面をどうするかということです。
わたしの友人が観葉植物のお手入れをしていたときのことです。
ふつうの事務用のハサミで不要な葉っぱをカットしていたのですが、そのときの切り方というか切り口をナナメにしていたのですね。
切り花をいけるときなどは、茎の切り口をナナメにして、水をよく吸えるようにする作法があったりします。
だけど、それは切り花を長持ちさせるための方法なのだと思うのですね。
観葉植物や多肉植物を剪定(カット)するときには、できるだけ、切り口が小さくなるようにしたほうがよいと考えています。
切り口をナナメにして大きくしてしまうと、そこから傷んでしまう確率が高くなると思うんです。
水挿しの場合はどうか、ずっと考えていたのですが、やっぱり切り口は小さいほうがよいと思います。(茎の真横からスパンと切る感じ。)
以前に、多肉植物の挿し木の話を聞いたときに「水がほしくなるから発根する」っていう話が強烈に頭に残ってるからです。
今回のトラデスカンチアもできるだけ、断面が小さくなるようにして、水に挿してあります。
切り口が大きいと、そこからグズグズになりそうな予感がしてならなかったのですね。
トラデスカンチアの水挿しでわかった根っこの出る場所!
トラデスカンチアはカットした茎を水に挿しておくだけで、本当に簡単に発根しました。
実は、8月3日には根っこが出ていましたから、3日くらいで発根したことになります。
普段は多肉植物ばっかりかまっているから、あまりの速さに自分の目を疑ったくらいです。笑
だけど、すべてに発根がみられたわけじゃなくて、一定の条件を満たしている茎だけが発根していました。
上の画像を見てください。丸印をつけた部分がポイントだと思うのですね。
トラデスカンチアは水に挿しても、茎の断面から根っこがでるのではありません。
葉っぱが生えてくる節というか、薄皮がついている部分から根っこが出てくるみたいです。
だから、わたしが適当に水に挿しておいたもので、切り口から一番近い葉っぱのつけ根が水につかっていたものだけが発根していたんです!
葉っぱが見ずにつかると、傷みが早まるかな~と心配して、水は切り口から3cmくらいしか入れていませんでした。
だけど、お店の人なんかは、豪快に水に挿したりしているのを思い出して、その理由が分かった気がします。
傷む前に根っこが出てくることを見越してのことだったんですね。きっと。
いや~これは、本当に勉強になりました!
ところで、葉挿しにした熊の手は、ま~ったく何の変化もありません。汗
それどころか、同じ日に挿しておいた別の多肉ちゃんの方が、先に芽と根っこを出してきましたよ~♪
ところで、この葉っぱは何の葉挿しをしたんだったっけかなぁ~汗
ということで、今回はトラデスカンチアの水挿しについてお話しました。
もうすぐお盆ですね~。実はお盆に向けて春から準備していたものがあるのですが、それについては明日お話しようと思います。
どうぞ、おたのしみに~^^