多肉植物の挿し木

今日は読者さまから、多肉植物挿し木についての相談を承りました。

ペペロミアホープ挿し木が上手くいかないのですが、どうしたらよいでしょうか?」という内容です。

わたしもペペロミアホープの挿し木にチャレンジしたのですが、上手くいったものと、上手くいかなかったものがあったのですね。

前回の記事では「簡単」と紹介した挿し木ですが、わたしもいろいろ試してみて、成功率が高い方法を見つけることができました。

今回は、わたしなりに発見した挿し木の成功率を高める方法と法則をお話します。

腐ってしまった挿し穂は潔くあきらめる!

多肉植物の挿し木は、失敗すると目に見えるほどの兆候が出てきます。

あきらかに変色したり、腐り出してくるのですね。

「せっかく仕立て直しをしたのに~」という気持ちはよくわかります。涙

ですが、挿し木も失敗することがありますから、気を落としすぎないでくださいね。

挿し木は「挿しておくと増えるのよ」くらいの感覚の人の方が、上手にやってのけたりすることも多いですよね。

だけど、それではあまりにも悔しかったので、わたしも試行錯誤しながら、成功率を高める方法を求めて、手探りしながら試していました。

おかげさまで、はなのあ流ではありますが、成功率が高い方法を見出すことができました♪

はなのあ流「挿し木のポイント」を公開します。

多肉植物の挿し木は、カットする位置や茎の長さなど、本やインターネットでもいろいろな方法が紹介されていますよね。

だけど、どの情報をみても、ほとんど同じようなことが書いてあって、挿し木の成功率を高めるポイントがわからないのです。

挿し木のポイントは「発根させることができるか」これが超重要になります。

わたしもいろいろ試行錯誤したのですが、挿し木するときには3つのパターンのどれかで成功する確率が高まることがわかりました。

1.適当に切っても発根するパターン

サルメントーサ

たとえば、サルメントーサのように茎が硬くてしっかりしているパターンです。

「茎が硬い」というのは、木まではいかないけれど、そのままザクっと土に突き刺すことができそうなくらいのかたさです。

この手のものは、どこで切っても大丈夫だと思います。

サルメントーサなどは、本当に適当にきって土に挿して置くだけで発根しますし、お水はよく日くらいからあげても大丈夫です。

2.土に挿す茎の部分に葉のとれた跡があるパターン

多肉植物の挿し木

これはかなり自信があります。

多肉植物って、大きく育ちすぎたり、葉っぱが取れやすかったりすると、茎の部分に葉っぱの取れた跡が見られるようになります。

画像の丸で囲んだ部分が、まさにそれです。

この部分を土に挿すようにすると、そこから根っこが出てくる確率が高いように感じています。

これをわざと作ることもできます。

多肉植物の本などには「挿し木をするとき、葉っぱが邪魔であれば、下の方の葉を取ってしまいましょう。」と書かれていたります。

挿し木をするときに、わざと下葉を数枚(数個)むしってあげれば、その部分を土に挿してあげたときに、先ほどお話した条件と同じにすることができますね。

葉っぱをとるときは、ゆっくりと外すようにしてください。勢いをつけすぎると、薄皮がむけるように、茎の表皮がはがれてしまいます。それはマズいです。

3.葉っぱが出る節を土に挿すパターン

多肉植物、火祭り

これもかなり成功率が高いです。

例えば、ジンガールブラや火祭りなどのように、茎がツルツルで葉っぱがとれた跡ができないパターンです。

茎がツルツルな状態で、葉と葉の間が伸びるようなものも、これに該当します。

ここからは、あくまでもわたしの個人的な意見です。

多肉植物の挿し木は、カットした茎の断面から根っこが出てくることは、ほぼないと思います。

切り口付近からでてくることはありますけど、断面からでるのは稀です。

例えば、2番のパターンのように、葉っぱがとれた跡のようなものがあれば、そこからの発根が望めます。

だけど、土に挿す茎がツルツルな場合は、何にもないところから根っこがでてくるかというと、難しいかもしれません。

実際は、そこからも根っこが出てくることがありますし、わたしも確認しています。

ですが、茎ツルツルパターンは、葉っぱが出てくる節の部分(葉っぱが枝分かれする部分)を土に挿してあげると、発根が上手くいくように感じています。

火祭りなどは、挿し木するときに、下の葉のつけ根が土に触れるようにしてあげると成功率が高いです。

ペペロミアホープは葉の出る節を土に触れさせる

ペペロミアホープ

さてさて、わたしのペペロミアホープは挿し木に成功しています。

茎がツルツルで節のように葉っぱが出るパターンの植物ですから方法はまさに3番のパターン。

葉の出る節を土に挿すような感じにしてあげたものだけが生き残り、それ以外は黒くなってダメになってしまいました。汗

節の部分は、ガッツリ土に挿してしまわずに、節元を軽く土に挿す(土にのっける)くらいでよいです。

お水は、7日後くらいからあげるようにしています。それでちゃんと根付いてくれましたよ♪

ということで、今回は「はなのあ流、挿し木のポイント」についてお話しました。

わたしは趣味の範囲で楽しんでいるだけなので、専門的なことはよくわかりません。

だけど、いろいろ試した結果、うまくいったことを整理するとこのような傾向があると感じているのですね。

すべてが上手くわけではないのですが、成功した事例のひとつとして、みなさんの参考になればうれしいです。