多肉植物が折れた

ここ数日、新潟は大嵐のような天候です。

気温の変化も3度前後かと思えば、10度近くまで上がったりして、わたしもすっかり体調を崩してしまいました。汗

さてさて、多肉植物は丈夫だといわれていますよね。

ですが、強風で折れてしまったり、移動のときにぶつけてしまったりと、アクシデントに見舞われることもあります。

はじめて多肉植物に挑戦させる方は、こんな事態に遭遇すると、がっかりムードに飲まれてしまって、あきらめがち。

だけど、あきらめるのは早すぎです!

多肉植物は生命力にあふれていますから、茎が折れてしまっても復活させることができるのですね。

今回は、多肉植物の茎が折れてしまったときの対処方法についてお話します。

多肉植物の茎が折れてしまったとき対処方法。


多肉植物は丈夫だといわれていますが、それは、茎や葉っぱの耐久力を言っているのではありません。

多肉植物は、環境の変化への適応能力や生命力が強いので、丈夫だと言われているのですね。

だから、強風で茎が折れてしまったり、うっかりぶつけて茎が折れてしまったりすることも、ふつうに起こることなのです。

わたしも、結構、やってしまいます。笑

多肉植物の茎が折れてしまったときには、いくつかの対処方法があります。ですから、必要以上に不安がらなくてもよいのですね。

それでは、多肉植物の茎が折れてしまったときの対処方法についてお話します。

まずは、茎の折れ方に注目してください。

折れ方としては、次の2つのどちかの折れ方になることが多いと思います。


1.茎が折れて、折れた先がとれてしまった。
2.茎が折れているけど、茎がつながっている。


どちらかのパターンに当てはまりますよね。

それでは、それぞれに対処方法を見てみましょう。

茎が折れて、折れた先がとれてしまった場合の対処方法


茎が完全に折れて、とれてしまっているときには、折れた部分の切り口に注目しましょう。

もしも、茎の折れた切り口が、引きちぎれたようになっていれば、ハサミで切り口をスパッと切って、きれいに整えてあげましょう。

切り口は放っておくと、数日でカサブタのように乾いてくれます。

切り口が乾くまでの期間中は、お水をあげる必要もありませんから、そっとしておいてくださいね。

折れてしまった先っちょの方は、切り口が乾いたら、土に挿してあげましょう。春や秋の季節であれば、2週間くらいで発根してくれますよ。

書籍などでは、切り口が乾いて、発根してから土に挿すと書かれているものもありますが、わたしは土に挿してしまいます。笑

これでも、ちゃんと発根してくれます。ですが、折れた先の大きさが小さいと、上手くいかないこともあります。

茎が折れたけど、まだつながっているときの対処方法


茎が折れているけど、まだ、つながっている場合は、思い切って、ハサミでカットすることをおすすめします。

切り口がナナメにならないように、スパッと切ってしまいます。

株側も、頭側も、切り口が大きくならないようカットして、切り口を乾かしてあげます。

後は、先ほどの方法と同じように、切り口がカサブタ状になったら、土に挿してあげます。


どちらの方法も、切り口をしっかりと乾かすことが大切です。

多肉植物は、茎などの傷や切り口部分が、乾いていない状態で水やりをしたり、土に挿したりすると、その部分から傷みだしてしまうのですね。

切り口が乾いてしまえば、こっちのものです。笑

もちろん、ドライヤーや扇風機などで乾かしてはいけません。自然に乾燥させてくださいね。

多肉植物の折れた部分がしぼんでいる場合対処方法。


多肉植物の折れた部分から、しおれてしまっている場合もあります。

「気が付いたら折れていた」と、いうときは、大抵こんな風になっていることが多いのですね。

その場合には、見た目に「おかしい」「変になっている」と感じた部分を切り取ってしまいます。

株元の方は、問題ないのですが、切りとった先っちょの方。こっちをどうするかなのですね。

茎の切り口がうまく乾かなかったり、何度、カットしても茎がしおれてしったりすることもあります。

傷みが進行するようであれば、葉っぱをとって、葉挿しにするのがおすすめです。

葉挿しは、葉っぱから新芽や根っこを出す繁殖方法のひとつです。

葉っぱを丁寧に手で取り外して、土の上に転がしておきましょう。これでOKなのです。

仕立て直し中は、水やりや雨で濡らさないこと!


多肉植物のお手入れをするとき、お世話をするときには、切り口や傷を濡らさないことがポイントです。

とにかく、傷みをくい止めることが最優先なのですね。

切り口がきれいに乾いて、カサブタになるまでが勝負どころになります。

この期間中に、切り口が乾かないような状況を作ってはいけません。水やりや雨が災いになりやすいですから、気をつけてくださいね。


ということで、今回は、多肉植物の茎が折れてしまったときの対処方法についてお話しました。

多肉植物の種類によっては、水挿しの方法で応急処置をすることもできます。

ですが、大冒険のし過ぎで失敗することもありますから、あまり無茶をしないでくださいね。

今回の記事が、皆さんの参考になればうれしいです。