サボテン、多肉植物、紅キリン

先日、ホームセンターのガーデニングコーナーで買ってきた「紅キリン」です。サボテンには、あんまり興味が持てなかったわたし。なぜか、この子は迷わずにレジを通してしまっていました。笑

まわりの子たちは、みんな売れてしまったようで、この子だけがポツンとコンテナの中に。いつもは店内をぶらりしているだけのわたしですが、何故か目が合ってしまったのです。

スポットライトが当たっているわけでもないのに、色も、カタチも、トゲもとってもキュートでまさに「サボテン」そのもの。この直感的なビビっと感が決定打です。

家に帰ってから、調べてみてわかったのですが、この子はサボテンじゃないらしいのです。じゃあ、一体、この子は何者なのでしょうか?

見るからにサボテン。だけど、サボテンじゃない?


今回、購入した「紅キリン」ですが、見るからにサボテンですよね。だけど、サボテンの仲間ではないらしいのです。

わたしは、お恥ずかしい話「サボテン=トゲのある多肉植物」だと思っていました。汗

だけど、多肉植物とサボテンは違う仲間として、明確な線引きがあるのです。サボテンなのか、多肉植物なのかを区別するポイントは、トゲのつけ根部分。

サボテンは、トゲのつけ根に「刺座」という“白い土台“のようなものがあります。これがないものは、トゲがあっても多肉植物の仲間なのだそうです。

サボテンでも、痛そうなトゲではなく、毛のようなトゲをもつ種類もありますよね。このタイプのサボテンにも「刺座」があるのかな?と思って調べてみました。その結果がこちらです。↓↓

サボテン


あった! 白い土台ついています。笑


ちゃんとありました!本当にサボテンのトゲの生え際にはちゃんと刺座がありますね。

もう一度、紅キリンを見てみましょう。↓↓

多肉植物、紅キリン


あ。 ない。 トゲしかない・・・。


たしかに、この子には刺座がありません。言われてみて気づくことって多いものです。だけど、こんなちいさな発見でも、見つけると、ちょっと嬉しいですよね。笑

別に、これを見つけたからといって、何かあるというわけでもないのですが、一瞬でも日常のストレスを忘れられる瞬間が、そこにはあるって気づいたのです。これが、はなのあ流の楽しみ方なのです。笑

サボテンと多肉植物のお手入れの方法、育て方は違う?


サボテンと多肉植物の育て方には、大きな違いはないと思います。もちろん、品種によっては、環境づくりに気を付けないといけないものもあります。

水やりもサボテンと多肉植物はほとんど同じです。月に1、2回あげればよいですし、日当たりなどの管理もほとんど同じでよいと思います。


ですが、絶対に気を付けてもらいたいことが1つだけあります。冗談ではなく、真面目にお話しますね。

それは「トゲ」です。 

サボテンや多肉植物のトゲは、うっかり刺さってしまうと、かぶれなどを起こしまうことがあります。ですから、取り扱いには十分に注意をしてもらいたいですね。

厄介なのは、毛のような細かいトゲです。これは、刺さってしまうと、ピンセットや毛抜きでも取れないことがあります。その場合は、皮膚科などの病院に行くようにしましょう。

そのまま放置しておいて、万が一があってはいけません。小さいお子様や、ペットと暮らしている方は、特に気を付けておかないといけませんね。


今回の話題にあがった、紅キリンは「ユーフォルビア」という多肉植物の仲間のひとつ。ユーフォルビア属には、他にもサボテンのように見えるものがたくさんあります!

サボテンに興味はない!と思っていたのに、ちょっと、面白さがわかってきたような気がします。そして、紅キリンだけでも十分なのに、ついつい買ってしまったものがあるのです。汗 それは、また別の機会にお話しますね。