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多肉植物挿し木するとき、挿し穂を作るために茎を切る必要があります。挿し木のためだけでなく、徒長したときの仕立て直しや、寄せ植えをするときにもハサミが入ります。

だけど、目的があるとはいえ、切った先の部分はよいとして、株元(根っこ側の茎)には、どれくらいの葉っぱを残せばよいのでしょうか?

あとから「切り過ぎだよ。これはダメだ。」なんてことになってしまったら、怖くて二度と多肉植物にハサミを入れることができなくなってしまいますよね。

今回は、わたしが寄せ植えのときにハサミを入れた多肉植物を題材に、どこまで刈り上げても大丈夫なのかを公開します。これは、本当に衝撃的です!是非、ご覧になってください。

挿し木をするとき、どこを切ればよいのかを復習


以前の記事で、多肉植物の挿し木の方法を紹介しました。挿し木をするためには、挿し穂を作らなければなりません。このときに、茎を切る必要があります。(→「多肉植物の葉挿しに大成功した方法を解説。水やりはどのくらい必要?」)

挿し木のときだけでなく、寄せ植えに使いたいときも、場合によっては、ハサミをいれて、必要な部分だけを切り取ってしまうときも同じようにカットします。

そのときの画像をもう一度掲載しておきますね。↓↓

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わたしは、カットする多肉植物の育ちっぷりにもよりますが、あまり深く考えず「このへんかな?」くらいの感覚で切ってしまいます。

だけど、必要だからといって、先っちょをどんどん切っていけば、いずれ、株元はくりくり坊主に刈りあがってしまいますよね。汗

葉の部分を全部切り取ってしまったら、茎だけになってしまう株元はどうなるのでしょうか。これを試す勇気がありますか?

わたし、やりました!豪快なまでに、くりくり坊主にしてやりましたよ。もちろん、悪意でやったのではありません。寄せ植えのために使った多肉植物くんです。(笑)

さて、この「くりくり坊主」くんは、どうなったのでしょうか。

刈り上げて茎だけになった多肉植物はどうなったのか。


以前に、多肉植物を黒ポットで買ってきたことを紹介しました。(→「多肉植物を買うなら黒ポットがおすすめ。ポットの中にお得が詰まっています。」)そのときの状態がこれです。↓↓

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そのときの多肉植物くんたちは、全部、寄せ植えになりました。寄せ植え用に、葉の部分をどんどんカットしていったのですが、最終的に多肉植物の苗は「茎だけ」の状態になってしましました。

まさに、くりくり坊主になってしまったわけです。

多肉植物は、茎を切ると「切り口の近辺から新しい芽が出る」という伝説があります。もし、その伝説が本当なら、くりくり坊主にしてしまった多肉植物でも、新芽が出てくるはずですよね?

さぁ、刈り上げてひと月。茎だけになった多肉くんの現在をご覧あれ!↓↓

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気づきましたか?新芽が出ていますよね!バッチリ出ていますよね!

すごーい♪ わーいわーい♪(笑)

わたしも本当にビックリしました。刈り上げて葉っぱが一枚も残っていませんから、これはさすがにダメだろうと思っていました。だけど、捨てるのは忍びなくて、花壇の隅に植えておいたのです。

適度に雨が続いていましたから、わたしは水やりを一切していません。だけど、しっかり芽が出ていますよね。伝説は本当だったのです!ちゃんと、切り口近辺から芽がでています。←くりかえしすぎですよね。(笑)

これだけではありません。100均で買ってきた多肉植物も、徒長仕立て直しに切っています。これも、ひと月くらいたったのですが、株元の切り口は、こんな風になっています。↓↓

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ほら!こっちも、ちゃんと芽がでています。これを目の当たりにすると、うれしい気持ちもありますが、正直、ほっとした気持ちもあります。

100均の多肉植物は、決して悪いものではないのです。100円だからといって、馬鹿にできないくらいの生命力をもっています。


それでは、ここまでのお話をまとめてみますね。


多肉植物の挿し木。株元にどれくらい葉を残せばよいのか


・全部刈り上げても大丈夫。ちゃんと新芽が出た!

多肉植物の茎を切ると、切り口付近から芽が出る伝説の真相


・切り口付近から、本当に芽が出た!


いかがでしたか。せっかく育てた多肉植物にハサミを入れて切ってしまうのは、本当に勇気が必要だと思います。

そして、はじめて挑戦する方はとくに「失敗したらどうしよう」と不安になりますよね。だけど、今回の検証結果で、ちゃんと芽が出ることがわかって頂けたと思います。

徒長の仕立て直し、寄せ植え用のカット、挿し木のための挿し穂づくり。どうぞ、自信をもってチャレンジしてみてくださいね。
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