乙女心、茎腐れ病<br>

大切に育てていた多肉植物の「乙女心」ちゃんに事件勃発です。

わたしが恐れてやまない、恐怖の「茎腐れ病」にかかってしまいました。涙  茎腐れ病は不治の病。かかったら最後です。

とはいっても、わたしが育ててきた多肉植物くんたちは、少なからず、茎腐れ病にかかってしまうものもいました。

茎腐れ病は、見た目で茎の部分に変化がでてきますから、早期発見してあげることが大切。

そして、治療のように直すことはできませんが対処方法を知っていれば、一部分だけでも助けることができます。

今回は、茎腐れ病と症状対処方法をお話ししたいと思います。

早期発見が大切!茎腐れ病たった1つの症状とポイント


茎腐れ病

多肉植物を育てていると、いろいろな事件が起こります。この画像は、茎腐れ病でやられた乙女心です。無念であります。涙

今回お話する「茎腐れ病」もそのひとつです。ちなみに、茎腐れ病は、わたしが勝手にそう呼んでいるだけの名称です。

茎腐れ病は、発見がおくれてしまうと大変な損害が出てしまいます。だけど、見つけることはとても簡単です。

自分の手元にある多肉植物や、お店の多肉植物など、是非、ご自身の目で確認してみてくださいね。

「茎腐れ病」は、読んで字のごとく、多肉植物の茎の部分が腐ってしまうのです。ですから、多肉植物をじっくりと見る時間を作ることが大切です。

茎腐れ病は、多肉植物の先端部分に出るのではなく、根元の方に症状がでやすいです。茎部分の色が、黒くなってきて、その部分だけがしおれてしまいます。

はじめは、小さな黒いシミのようにも見えるのですが、それが、どんどん広がっていくように進行していくのです。

茎部分の変化に気づかなかった場合は、茎部分が弱っていきますから、多肉植物の頭の部分が、へし折られた後ように、ボトッと落ちてしまいます。

まずは、根元に近い茎部分に目をむけるようにして、なんとか、茎腐れ病の広がりをくいとめないといけませんね。

ちなみに、この病気はうつる心配は、ありませんから過度に敏感にならないようにしてくださいね。

それでは、次のコーナーで多肉植物が、「茎腐れ病」にかかってしまったときの対処方法をお話します。

多肉植物だからこその対処方法で助かります。


乙女心の挿し穂

さて、茎腐れ病にかかったときの対処方法を準備しておかなければいけませんね。

これは、多肉植物だからこその方法で、苗の一部分だけでも助けることができます。

具体的に、どうすればよいのかですが、とってもシンプルです。傷んだ部分、腐った部分をはさみでカットしてしまえばOKです。

そして、多肉植物の頭の部分は、発根を願いながら、土に挿してしまいましょう。

このとき、絶対に水やりをしてはいけません。3週間くらいは、そっとしておくようにしてくださいね。

本当ならば、切り口が乾いてからがよいです。だけど、梅雨の時期でなければ、すぐに土に挿してしまって大丈夫だと思います。


多肉植物の繁殖方法には、葉挿し、挿し木(挿し穂)という方法があります。

これらの方法は、繁殖を目的として用いられることもありますが、万が一が起きたときの対処方法としても有効です。

今回のケースでいえば、挿し木と同じように考えてもらって差支えありませんよ。^^

本当であれば、春や秋の生育期に処置してあげるのが理想です。

だけど、一部分だけでも助かる見込みがあるのなら、季節に関係なく、早急に傷んだ部分をカットしてしまいましょうね。

茎腐れ病は、その部分だけカットしても、切り口から同じように腐り出すこともありますから、定期的に様子見をすることが大切になってきます。

茎腐れ病の原因と予防方法は?


今回の茎腐れ病の原因と予防方法について、わたしなりに考えてみました。

茎腐れ病の原因は、次のどちらかだと思います。

1.根腐れ

2.茎の傷んだ部分の悪化

根腐れの原因は、水の管理や水やりが直結しやすいですね。

根腐れを起こすと、茎や葉っぱに、いつもと違う変化が出てきます。色が変わったり、全体的に元気がなくなったりもします。

そして、もうひとつの可能性ですが、茎の傷んだ部分が悪化してしまうケースです。

たとえば、脇芽を採ったり、カットしたりして、その切り口が乾かないうちに、雨や水やりで水分を与えてしまうと、切り口から雑菌が入り込んだりしますから、注意が必要です。


今回のわたしの乙女心は、2番目のケースに該当すると思います。

乙女心の脇芽を手入れした直後に、年内最後の水やりと思って、水やりをしてしまいました。これが悪かったですね。汗

「大丈夫だろう」なんて思っていると、うっかりミスの事件が起こりやすいものですよ。


と、いうことで、今回は「茎腐れ病」についてお話しました。

繰り返しになりますが、「茎腐れ病」というのは、わたしがそう呼んでいるだけの名称です。

本当の病気の名前ではありませんことを、ご承知おきくださいね。
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